こんにちは
星の森ファミリー歯科・管理栄養士の唐渡です
夜ごとの虫の音に、深まりゆく秋を感じますね
いかがお過ごしでしょうか
さて今回は…
【口輪筋の機能低下とその対策】をお話しします
ポカンと開いたお口は、子供の口腔で見つけやすいケースが多いのですが
昨年来の慣れないマスク生活により
マスクの中で口が開いている人が増えているそうです
ポカンとまでは開いていなくても、
きちんと封鎖できていない状態の事も指します
口腔の乾燥はマスクを着用していなければ
自覚出来る方も多いと思います
しかし、マスクにより呼気が湿気を帯びているため
口腔が乾きにくく口が開いていることに気付きにくい生活になっているのです
そして長時間のマスク着用は、表情がマスクに隠れている安心感から
表情筋を大きく動かさないので、口角が下がり
頬のたるみやしわ、ほうれい線が目立ってくることもあります
そして、口輪筋【口周りの筋肉】の低下にもつながります
マスク生活により私たちの食生活の変化の報告もありました!
総務省による家計調査から、1ヶ月の世帯支出金額をみると
2020年3月~5月の【麺類】の支出金額の前年同月比伸び率は
3ヶ月連続で25%と大きく増加したと報告があります。
お家での食事が増える中で、パスタや即席麺など
手軽で簡単に摂れる食事が伸びているのです。
これらの食品の共通点は、
ほとんど噛む必要のない食品ということです。
マスク生活に加えて、このようなお食事が増えてしまうと
口輪筋の低下をさらに招く要因になってしまいます
口輪筋の鍛え方は、以前に
https://hoshinomori-family.net/2021/02/24/kuchi-no-mawari-no-kinniku%e3%80%80to-kenkou-no-igainakankeitoha/
こちらでお伝えしているので、今回は
舌が良く動き口周りの筋肉を鍛え、奥歯でしっかりと噛む事のできるお食事のポイントをご紹介します
①食材の切り方
食材の切り方で使う歯や噛む回数は変わってきます。
薄切り…主に前の方の歯を使って噛む人が多い。乱切りより噛む回数は少ない。
角切り【さいころ状】…奥歯で噛む人が多い。
スティック状…前歯でかじり取って食べる。かじり取る量が多いと奥歯で噛む。
乱切り…舌を使いながら断面に合わせて奥歯でしっかり噛む人が多い。
乱切りは舌が奥の歯へ食材を運び、口まわりの筋肉が良く動くのでおススメになります
②骨付きの魚、皮付きの果物や種のある果物などで舌を動かす
小骨のある魚は舌のトレーニングに最適です。
フォークや箸でとってしまわず、お口の中で骨と身を分けて食べましょう
皮付きの果物【ぶどう、さくらんぼ、オレンジなど】は
お口の中で舌をうまく使い皮や種と果実を分けます。
小さいお子様やむせやすい方、お口の機能低下を認める方は
誤嚥や窒息に注意して食べることが大事です。
③かぶりつく料理を取り入れる
お口を大きく開けて前歯で噛みちぎる動作が、
口周りの筋トレに繋がります。
かぶりつきおススメの食材・食品
⭐骨付き肉【鶏の手羽先、豚スペアリブなど】
⭐とうもろこし
⭐具沢山のサンドイッチ
⭐串に刺した料理【焼き鳥や串揚げなど】
口輪筋を鍛えることに併せて、
日々のお食事でこれらのポイントを取り入れて見て下さいね
当院では、歯科治療中のおススメレシピも待合室に掲示しております
歯科治療に通われている方や、メンテナンスにお越し頂く際にぜひ、
手に取っていただけたら嬉しいです
スタッフ一同、お待ちしております。
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