【診療時間】 9:30~13:00/14:00~19:00
【休診日】日祝午後
海部郡大治町西条字南井口16

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マウスピース矯正(インビザライン)のデメリットや注意点とは?


こんにちは。星の森ファミリー歯科、歯科医師の伊東です。


インビザラインは、透明なマウスピースを使って歯並びを矯正する方法です。金属のワイヤーを使った矯正と異なり、装置が目立ちにくく、矯正していることがほとんど気づかれません。


また、食事の際に取り外せるので、矯正中でも普段通りの食事を楽しめるのもメリット。しかし、インビザラインは、メリットだけではありません。


そこで本記事では、マウスピース矯正「インビザライン」のデメリットと注意点について解説します。


■マウスピース矯正(インビザライン)をはじめる前に知っておきたい6つのデメリット


透明で目立ちにくく、生活への支障が少ないマウスピース矯正(インビザライン)ですが、実は大変な一面もあります。ここでは、インビザラインのデメリットについて紹介します。


◎マウスピースの装着時間を守る必要がある

インビザラインをはじめとするマウスピース矯正は、1日20時間以上マウスピースを装着する必要があります。当然寝ている間も装着し続けなければなりません。


もし装着時間が守れないと、治療計画が狂ってしまい、治療期間が延びたり矯正効果が減少したりする可能性が出てきます。


「今日は疲れているし、サボってしまおうかな…」といった軽い気持ちが、後悔につながってしまうことも。インビザラインは、患者さまの自己管理が求められる矯正方法なのです。


◎食事の際は毎回外す必要がある

飲食時はマウスピースを外せるので、ストレスフリーといったメリットはありますが、その反面、毎回取り外さなければならないという手間もあります。


たとえば、友人とカフェやレストランに行ったときなど、マウスピースを取り外すタイミングに戸惑うこともあるでしょう。


◎痛みを伴うことがある

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べて痛みが少ないと言われています。


しかし、歯を動かす以上、少なからず痛みを感じる可能性があります。もちろん、痛みの感じ方には個人差があり、「全然平気だった」という方もいれば「思ったよりも痛かった」という方も。


また、歯の動きをコントロールするために、歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起物を付けることがあります。これがお口の中の粘膜にあたって痛みを感じる場合もあります。


◎矯正中はむし歯・歯周病のリスクが高まる

マウスピースを長時間付けていると、唾液が本来持っている「お口の中を洗い流す力」が弱まってしまいます。


唾液には、食べかすや細菌を洗い流したり、口の中を中性に保ってむし歯菌の活動を抑えたりする「自浄作用」といった働きがあります。


しかし、マウスピースで唾液の流れが妨げられると、その働きが十分に発揮されずむし歯菌や歯周病菌が増殖しやすい環境になってしまうのです。


◎慣れるまでは発音しにくい

お口の中に今までなかったマウスピースが入ることで、舌がうまく動かせず、発音のしにくさを感じる方もいます。


ただし、ほとんどの場合、数日~1週間程度で違和感がなくなり、スムーズに話せるようになります。


ただ、どうしても気になる場合は、装着したまま声に出して本を読んだり、早口言葉の練習をしたりすると早く慣れることができるでしょう。


■マウスピース矯正(インビザライン)のデメリットを克服するには?


上記でも紹介したようにマウスピース矯正にはいくつかのデメリットがあります。しかし、それらを理解し、対策を立てることで快適なマウスピース矯正ライフを送ることが可能です。


◎信頼できる歯科医師のもとで治療を受ける

少しでも気になることがあれば、すぐに相談できるような信頼関係を築ける歯科医師を見つけることが重要です。


治療計画や進捗状況をきちんと説明してくれて、不安や疑問に寄り添ってくれる歯科医師なら安心して治療に臨めます。


◎装着時間をしっかり守る

ほとんどのマウスピース矯正は、1日20時間以上装着しなければなりません。


「ついつい忘れちゃう」という方は、スマートフォンのアラーム機能や専用アプリを活用して、装着時間を管理する習慣をつけましょう。


◎丁寧なケアを習慣にする

食事の後は、歯磨きで食べかすや歯垢(プラーク)をしっかり落としましょう。いつも以上に丁寧な歯磨きを心がけることがポイントです。


また、マウスピース自体も毎日忘れずに洗浄することが大切です。なぜなら、マウスピースにも唾液や食べかすが付着し、細菌が繁殖してしまうからです。


流水で丁寧に洗い流し、やわらかい歯ブラシで優しくこすり洗いしましょう。


■メリット・デメリットを理解した上でマウスピース矯正を選択しよう


どんな治療法にもメリットとデメリットがあるように、マウスピース矯正(インビザライン)にも注意すべき点がいくつか存在します。


矯正治療は、長い時間と費用がかかるため、メリットだけでなくデメリットもきちんと理解した上で、本当に自分に合っているのかどうかを見極めることが大切です。


マウスピース矯正のメリットを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

透明で目立たないマウスピース矯正のメリット


焦って決めるのではなく、まずはじっくりと時間をかけて情報収集を行いましょう。当院では矯正相談を行っておりますので、マウスピース矯正が気になる方はお気軽にご相談ください。



星の森ファミリー歯科
歯科医師・歯学博士
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